魔法の杖があったら、君は何をしたい?
こんにちは。
さて今日は「わかる!はじめてのExcelマクロ超入門」の第2回目です。
おさらい
前回の「第1回 マクロを体験してみよう!」では エクセルの「マクロの記録」機能を使って、エクセルの操作を記録、そしてその記録の再生を体験しましたね。
今回は、あらためてマクロとは何かということについて、お話をしたいと思います。
魔法の杖があったら。
さて、いきなりですがここで少し時間を取って想像してみてください。
あなたはいま魔法の杖を持っています。
その魔法の杖をひとふりすれば、魔法のかかったエクセルは勝手に動き出し、あなたが望むことを何でも次々と実行してくれます。

そのとき、あなたは魔法のかかったエクセルにどんなことをさせたいですか?
どんなことをさせたいか、思いついたことを是非書き残しておいてください。
それが、これからエクセルマクロを学ぶあなたの最初の目的地なのです。
エクセルマクロってなんだろう?
この講座に来られたみなさんは、きっともうExcel(エクセル)のことは知っていますよね。 表を作ったり、その表で計算をしたりすることが得意な「表計算アプリ」です。
ではエクセルの「マクロ」とは何でしょうか?
マクロとは、アプリケーションを自動操作してくれる機能のことです。
このマクロ機能はエクセルに限らず、色々なアプリケーションが持っていたりします。
ボタンを押したら自動で動いてくれるロボットのようなものを想像するとわかりやすいかもしれませんね。
そしてエクセルが持っているマクロ機能のことを「エクセルマクロ」と呼んだりします。
VBAってなんだろう?
さてこのエクセルの自動操作機能である「エクセルマクロ」ですが、人によっては「エクセルVBAマクロ」と呼んだりします。 この「エクセルマクロ」と「エクセルVBAマクロ」、実ははまったく同じもの。人によって呼びかたが違うだけです。 では、呼び名に含まれている「VBA」とは何のことなのでしょうか?
VBAは「言語」の一種
VBAというのはプログラミング言語と言って、言葉の一種なのです。日本語や英語と同じ言語。
海外の人と話すときに、英語を使ったり、中国語を使ったりしますよね。
それと同じようにエクセル(コンピューター)と話すときにVBAという言葉を使うのです。
そしてマクロを作るときも、このVBAという言語を使って書きます。
コンピューターにわかるように、VBAという言葉で動作の指示書を書いてあげるようなイメージです。
そしてその動作指示書(マクロ)にしたがって、エクセルは自動操作を実行してくれるわけですね。
今回はここまでです!
「エクセル」と「マクロ」と「VBA」のお話をしました。
それぞれの言葉の意味はつかめましたか?
次回は、マクロ開発を始めるまえにするべき、エクセルの設定についてお話したいと思います。
次回へ続く