属性の選択肢は無限大!
みなさん、こんにちは!
小学生のときに所属していた歴史研究部で棒切れを使って火を起こして、それでどんぐりを焼いて食べたことがあるあらたまです。
なんかね、苦かった。
さて今日は「はじめてのオブジェクト指向入門」の第3回目です。
おさらい
前回の「第2回 オブジェクト指向は現実世界に近い」 では従来のプログラミングの考え方である「手続き型」と、新しくできた「オブジェクト指向」を比較してその考えかたの違いを見てきましたね。
今日は、オブジェクトが持つことのできる「属性」というものについてお話したいと思います。
属性って?
そもそも「属性(ぞくせい)」とは何でしょうか。
属性は単語の意味としては「ある物にそなわっている性質や特徴のこと」です。
例えば「氷属性魔法」だったら、氷の性質を持った魔法ですね。
オブジェクトの属性
まずは前々回で出したオブジェクト指向の例をもう一度見てみましょう。
先生、山田君、田中君、3つのオブジェクトが存在していますね。 そして連携して動くことで朝会を行っています。
このそれぞれのオブジェクトに「属性」を持たせることができます。
では試しにこの3つのオブジェクトに属性を持たせてみましょう。
氷属性を持った途端、「この先生怒ると怖そうだな」感が増しましたね。。 風属性の山田君は髪の毛が青いに違いありません。
このようにオブジェクトにはその特徴や性質を「属性」として持たせることができます。 ちなみにこの「属性」はいくつでも持つことが可能です。
属性はいくつでも持たせることができる
ちなみにこの「属性」はいくつでも持つことが可能です。 複数の属性を持たせた例を見てみてください。
それぞれ身長や体重など、複数の属性を持っていますね。
属性は変更できる
この属性の値は後からいつでも変更することができます。
身長や体重は成長によって変わりますし、部活も転部することができます。 もしも先生が退職してお笑い芸人になったら職業属性の値が変わりますよね。
持たせる属性の選び方
先生、山田君、田中君にさらに追加できる属性があるとしたら、どのようなものがありますか?
生年月日、血液型、住所、好きな食べ物、兄弟姉妹、出身地、好きな漫画、50m走のベストタイム、テストの平均点などなど。 無限大にありますね。
では無限大にあるものから、実際にオブジェクトに持たせる属性はどのように選べばいいのでしょう?
答えは単純です。「プログラムを作るときに必要になる属性を持たせる」です。 逆に言うと必要であれば自由に属性を持たせることができる、ということですね。
今回はここまでです!
次回はオブジェクトが持てるもうひとつのもの「動き」についてお話したいと思います。
次回へ続く。